8日目 ウワミズザクラ(上溝桜)が咲きました。

昨日は午後から雨風が激しくなり、屋外会場を訪れる方もまばらでした。残り2日間の開催ですがお天気は曇り、ときどき小雨、たまに晴れ間という予報です。風は昨日のような強さはありません。

八重咲きの関山は終盤ですが、まだ散らずに残っています。日曜日までピンク色が楽しめます。

新光南会館横の朝里川遊歩道を川下に向かって歩き、車止めゲートをこえた先の右手に、上溝桜(ウワミズザクラ)が20本ほどあります。崖下で桜を植栽をするには適地ではなかった場所で、20年ほど前にカミネッコンで種を撒いた中から育ったものです。

ウワミズザクラは桜と同じバラ科の樹木で、ブラシ状の小花が特徴的ですが、白い小さな花は桜に似て、夏を過ぎた頃に赤や黄色の実をたくさんつけます。この白い花はとても香りが強く、あたり一面は杏仁の香りがします。遊歩道散策のときに観察してみてください。(香りがいいので蜜を求めて虫も集まりますので、写真撮影の時はご注意を)

花姿が特徴的なウワミズザクラ
近寄ると甘い香りがします

百想園では一番遅咲きの「兼六園菊桜」が満開になりました。とは言っても、樹高はまだ2メートルほど、定植して4年目の若い木です。去年までは花は多くて10個、去年は5〜6個をつけただけでしたので、今年初めてたくさんの開花になったものです。花は下向きにつきますので、写真を撮る時は枝を持ち上げたい気持ちになるでしょうが、刺激に弱いので、どうか優しく見守って下さい。

現代アート展の流れで、遊歩道や百想園を訪れる方が増えたせいか、今年の桜はどの木も誇らしげに嬉しそうに花をいっぱい咲かせています。ありがとうございます。

兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)
花びらは200〜300枚、段咲きで球状に開花します。
タイトルとURLをコピーしました